カオスの反対語はコスモス!なんで?

前回の記事で、

「カオスの意味は“混沌”」

と書かせていただきました。

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ですが、「カオス」の由来をさかのぼると、
少し違った意味が見えてきます。

今回は、「カオス」のもともとの意味や、
それにまつわるお話を説明していきます!

 

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◆カオスはギリシャ神話から生まれた

「カオス」という言葉が生まれたのは、ギリシャ神話

ギリシャ神話の中に登場する神様の名前です。

しかも、この世が始まったときに最初に登場した
原初の神様の名前が「カオス」なのです。

古典ギリシア語では「Χάος」、
英語では「Chaos」と書き、「ケイオス」とも読みますが、

この原初の神は、無の空間に誕生したこともあり、
本来の意味はは……

「大口を開けた」

「空(から)の空間」

といったものなのです。

つまり、ここからもわかるとおり、

カオスという神様は“無”を象徴する存在であり、

その言葉の意味も“無”という意味を含んでいたのです。

中には、

有限なる存在全てを超越する無限を象徴している

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%82%B9より)

とも言われます。

要するに、もともとの意味は

「無」「無限」「空っぽ」

といった意味だったということです。

 

 

◆現代との違い

“無”という状態は不安定

であるから、“混沌”とも言い換えられます。

ですので、「カオス=混沌」という意味になって
現代にも伝わったのでしょう。

ですが、現代の「カオス」という使われ方を見ていると、
本来の意味とは違っていることがわかります。

前回の解説では、「混沌」や「無秩序」という意味があり、
その使い方の例についても書かせていただきました。

そこでは、

 ・モノが散らかった状態

 ・人が入り乱れている状態

 ・思考や言葉が支離滅裂な状態

といった意味を表していました。

これが現代での使われ方です。

ですが、ここで気づいていただきたいのですが、
この3つの例はいずれも“有”であるということです。

必ず、モノが有ったり人が有ったり
思考や意味が有る、という前提に使われています。

つまり、現代で「カオス」という言葉が使われるのは、

何かモノや人や言葉や考えが“有”の状態である

ということなんです。

ですが、先ほどご紹介したとおり、

もともとギリシャ神話で登場したときのカオスは
“無”の状態を表すもの

時代を経ることによって、

本来は“無”を表現していた言葉が、
“有”の状態を指す言葉となってしまったのでした。

こんな風に見ていくと、やはり言葉というのは
時代によってその意味を変えていくのだ、
ということがよくわかりますね。

 

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◆“無”から“有”が生まれた

ただ、面白いことに、
ギリシャ神話においては

このカオスという“無”の神様がいたから、
他の“有”の神様が生まれたとされています。

まず、何もない「場」や「空間」として
カオスが存在することになり、
その中に大地などの神様と生まれたのです。
(大地の神様は「ガイア」と言います)

ですので、“無”だからと言って
“有”と全く関係ないわけではなく、

カオスがあったから沢山のモノや生命が生まれたのですね。

そういう観点から捉えると、
現代での「カオス」という言葉が

「事物がグチャグチャに存在している状態」

を指しても、不思議ではないでしょう。

 

 

◆ちなみに、反対語は……

ちなみに、カオスの反対語は、

「コスモス」

です。

お花ではありません。

宇宙の概念を表す言葉です。

カオスが「混沌」や「無秩序」を表すとすれば、

コスモスは「調和」「秩序」を表します。

カオスが、「何もない混沌とした状態が宇宙」
という概念を表現するのに対し、

「この宇宙は秩序と調和のとれたシステムである」

という風に考えるのがコスモスです。

これも豆知識として覚えておくと良いですよ!!

 

【「カオス」に関する他の記事】

・「カオス」の意味と使い方についてはコチラ

・「カオス理論」の分かりやすい解説はコチラ

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