エンジンオイルの粘度の見方は?初めてでもわかりやすく解説!

エンジンオイルの粘度の見方

エンジンオイルって、いっぱい種類があってわかりにくいですよね?

業者さんに聞いてみても、ネットで調べても、「粘度がどうのこうの」とか英語と数字の説明で意味がわかりません。

「そんな細かい話じゃなくて、もっとわかりやすい説明しろよ!!」

以前の僕は、エンジンオイルのことがチンプンカンプンで、そんな風に思っていました。

でも、自分でオイル交換を何度か経験してみて、エンジンオイルの種類や粘度の見方がわかってきたので、初めての人にもわかりやすく解説していきます!!

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2つの表示(用途と粘度)

まず、ざっくりとした説明から行きます!

エンジンオイルのパッケージを見ると、アルファベットと数字の並びがありますが、ここには大きく2つのことが書かれています。

それは、「用途」「粘度」です。

エンジンオイルの表示

写真はマニアックにも農機具用のエンジンオイルですが、自動車でも考え方は同じです!

左側のアルファベットの部分が「用途」を示し、右側の数字の部分が「粘度」を表しています。

*ちなみに、「用途」というのは、このブログ独自の表現です。出来るだけわかりやすくお伝えするために、こんな風に言っています。一般的には通用しませんのでご了承下さいm(_ _)m

 

エンジンオイルの「用途」とは?

エンジンオイルの「用途」とは何かというと、

  • ガソリンエンジン用なのか?
  • ディーゼルエンジン用なのか?

ということです。

  • 「S」が付くと、ガソリンエンジン用
  • 「C」が付くと、ディーゼルエンジン用

となっています。

また、2つ目のアルファベットは、「どれだけ品質が高いか?」ということを示しています。詳しくは、後ほどご説明していきます!

 

エンジンオイルの「粘度」とは?

そして、「粘度」とは何かと言うと、文字のとおり「どんな粘り具合なのか?」を表します。

エンジンオイルというのは、エンジンの内部を保護しながら、適度な粘り気で空間を満たすことによって、機械が円滑に動くような役割を果たします。

その「粘り気」(=粘度)を、この数字が表しているということなんです。

 

ここまでOKでしょうか?

次から、「用途」と「粘度」について詳しく見ていきます。

 

「用途」を示すAPI規格

一つ目の「用途」を示す左側のアルファベットですが、正式にはAPI規格と言います。

このAPI規格は、

  • ガソリンエンジン用か?
  • ディーゼルエンジン用か?
  • どんな品質(グレード)なのか?

を表します。

20160729oil03

先ほどもお伝えしたとおり、頭文字が……

  • 「S」=ガソリンエンジン用
  • 「C」=ディーゼルエンジン用

です。

 

二文字目は品質を表す

そして、2文字目は「どれくらい高品質なのか?」を示しますが、これは単純に、

「アルファベットが後ろになるほど高級品!」

ということです。

つまり、「SA」よりも「SC」の方が高級!「SZ」になればもっと高級!!ということになります(今のところ、「SN」が最高だそうですが……)

ですので、たとえば、自分の車が「SJ級」のエンジンオイルを推奨していれば、それ以上のグレード(「SK」「SL」など)であればOKというわけなんです。(逆に、「SJ」より下のグレード……「SF」「SG」などはアウトです)

 

一緒に書かれている場合は?

「ん?でも、さっきの写真2つ書かれてたよね?」

はい、そのとおりです(^^)

2つ書かれている場合は、どちらのエンジンでもOK

こんな風に、「CD」と「SF」の2つが書かれている場合は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン両方に対応しているという意味になります。(「ユニバーサルオイル」と言います)

 

ただし、オイルそのものは、先に書かれているものを主目的にして作られています。

つまり、先ほどの写真の「CD/SF」であれば、「CD」が前に来ているので、本来はディーゼルエンジン用として作られたものです。

ただ、「SF」も後に書かれているので、「ガソリンエンジン用にも使えますよー」ということを意味しているんです。

 

以上が、「用途」を表すAPI規格についてでした!

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「粘度」を示すSAE規格

では次に、「粘度」の表記ですが、これはSAE規格と言います。

このSAE規格の数字、ざっくり言うと、

「大きい数字になるほど、粘り気が強い(=硬い)」

という意味です。

後半の数字は粘度(粘り気)を示す

ですが……

「あれ?『10』と『30』の二つが書かれてるよね?」

「っていうか、間に入っている『W』って何?」

となられると思います。

ですので、この前半の「10W」と後半の「30」について、それぞれ説明していきます!

 

寒いときの粘度

まず、前半の「10W」についてですが、これは「寒いときの粘度」を示します。「W」は実は「Winter(冬)」から来ているんです。

なので、「10W」は、冬の時期で、エンジンが始動する前の冷たい状態でのオイルの粘り具合を示しています。

で。一言で言ってしまうと、この「W」の数字が小さい方がエンジンが動きやすいです。

なぜなら、「数字が大きいほど粘り気が強い(=硬い)」のですから、冬にエンジンを動かそうとする場合、粘り気が少ない方がエンジンが回りやすいですよね?

寒くなると硬くなりやすい

この説明でわかりにくければ、水アメを想像していただくと良いかもしれません。水アメは冷たくなるほど硬くなります。冷蔵庫なんかに入れたりしたらカチカチです。

同じように、エンジンオイルも温度が下がると粘り気が増し(粘度が上がり)、硬くなります。

でも、エンジンオイルは、エンジン内部の機械を円滑に動かすためのものですから、冷たい時にカチカチに硬い(=粘り気が強すぎる)とマズイわけです。

ですので、寒いときの粘度は低い方が良く、それを数値で表しているのです。

*厳密に言うと、必ずしも「低い方が良い」というわけではありません。車種や使い方によって変わります。ですが、この記事では、わかりやすいように、こんな風に表現しました。

 

熱いときの粘度

一方、後半の「30」という数字ですが、これは「熱いときの粘度」です

つまり、夏の暑い時期や、冬でもエンジンが温まって熱くなった状態でのオイルの粘り具合を表しています。

そして、これも一言で言ってしまうと、この後半の数字が大きい方が良いです。

後半の数字は、熱いときの粘度

先ほどと同じように水アメで考えると、水アメは温度が上がるほどに柔らかくなり、サラサラになっていきます。

エンジンオイルも、温度が上がるほど柔らかくサラサラになります。ですが、先ほどの寒いときとは逆で、サラサラになりすぎるとエンジンには良くないわけです。

なぜなら、エンジンオイルには、エンジン内部の機械が動きすぎて起こる熱や摩擦を抑える役目があるからです。粘り気がなくなってサラサラになると、その役目が果たせなくなってしまいます。

だから、熱いときの粘度(=粘り気、硬さ)は高い方が良く、それを数値で表しているというわけです。

*こちらも、先ほどと同じで「どんな場合でも高い方が良い」というわけではありません。

 

粘度の見方と選び方

「じゃあ、結局、どんなオイルを選べばいいんだよ?!」

となられるかもしれませんが、一番無難なのは、その車の説明書が推奨している規格のエンジンオイルです。

我が家の車のオイル規格

たとえば、この画像は我が家の車の説明書ですが、エンジンオイルについて、

  • API規格→「SJ」以上
  • SAE規格→「0W-20」または「5W-30」

となっています。ですから、これに適合するエンジンオイルを選べばいいわけです。

 

今までエンジンオイルの粘度の見方はお伝えして来たので、もう大丈夫ですよね?

 

エンジンオイルのパッケージには……

  • 「SJ」「CD」といったAPI規格
  • 「10W-30」といったSAE規格

の両方が書かれてありますから、それを見て、あなたの車に適合するものを選べばOKです!

もちろん、もっとこだわって「燃費を上げたい!」「パワーを上げたい!」という場合は、オイルを混合させたり、価格の高いものを使ったりするそうですが、この記事は、あくまで初心者さん向けなので、その辺はスルーさせてください(^^;;
(もっと詳しい情報は他のサイトさんを参照されてください〜〜〜)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? もう一度、エンジンオイルの粘度の見方をまとめると……

API規格とSAE規格

 

【API規格について】

  • 「SJ」「CD」などは、用途を表すAPI規格
  • 「S」はエンジンオイル用、「C」はディーゼルエンジン用
  • 二つ目の文字は、アルファベットが後になるほど高品質!
    (車で推奨されているものより、後のアルファベットであればOK)

 

【SAE規格について】

  • 「10W-30」などは、粘度を表すSAE規格
  • 前の「10W」は「寒いときの粘度」
    (「W」は「Winter(冬)」)
  • 後ろの「30」は「熱いときの粘度」

ということになります。

エンジンオイルを選ばれるときや、業者さんとの会話のときに役立てていただけるとうれしいです(^^)

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