『君の名は。』をネタバレなしで考察!人気の秘密はコレか!

映画『君の名は。』を見てきました!

昨日、映画『君の名は。』を観てきました。

公開から1ヶ月以上を経ても人気が衰えず、興行収入がジブリに並んだ、話題の作品ですね♪

でも、ぶっちゃけ、僕の感想は、

「なんや、こんなもんか……」

でした。(ファンの皆様、すみませんm(_ _)m)

ストーリー展開や設定に目新しいところは無く、むしろツッコミどころ満載だったからです。

ですが、この映画、10〜20代に圧倒的に支持されていますし、Facebook友達の投稿を見ていると、30代以上の方々にも人気です。(実際、僕が見に行った映画館には、50〜60代の方々が多かったです)

だから、「なんでこんなに人気なんだろう?」という疑問が湧き上がってきました。自分があまり感動しなかったからこそ、この人気の秘密を解明したくなったのです。

そうやって映画を思い返しながら、ネットのレビューを見ながら、一夜明けてようやく、この映画の本当のスゴさが見えて来ました!

冷静だったからこそ見つけた、『君の名は。』人気の秘密を、ご紹介していきます!

*ネタバレ無しで書いていきますので、まだ見ていない方もご安心を〜〜〜(^-^)

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ずっと何かを探している

『君の名は。』は、どうしてこんなに人気なのか? その答えは実は、予告編にあります。

この動画の一番最初のセリフ「ずっと何かを探している」が、“答え”なのです。

……って、いきなりこんなこと言われても、意味不明ですよね(^^;; ですので、この“答え”について、これから詳しくお話ししていきます!

ただ、この映画が「何かを探している」人たちに向けたものだということは、まず押さえていただけたらと思います♪

 

新海監督のメッセージ

監督の新海誠さんも、

「何かを探している人たち向けて、いろんなものを詰め込んだ映画」

ということを、テレビ番組か何かで語っています。(すみません……明確な出展元を見失ってしまいました(>_<))

つまり、『君の名は。』を見ることで、探している“何か”を見つけられる、ということなのです。

その“何か”は、観る人ひとりひとりによって違うでしょう。ですが、あえて僕なりに言葉に補足するなら、「夢中になれる“何か”」です。

夢中になれる“何か”

“夢中になれる何か”とは?

夢中になれる“何か”」・・・

それは、『君の名は。』本編の中では、男女の恋でした。

見知らぬ高校生の少年と少女が、夢の中で心が入れ替わり、お互いの生活を経験していく。そして、いつしかお互いに惹かれ合い……というストーリーですね。(厳密に言うと、恋だけの物語ではないのですが、ネタバレになるので控えておきます)

でも、高校や中学の時代に「夢中になれる何か」というのは、恋愛以外にも沢山ありますよね?

  • 時間を忘れて、部活に取り組む
  • 将来の夢に向けて、一生懸命頑張る
  • 仲の良い友達と語り合い笑い合う
  • 自分の趣味にとことん没頭する
  • 身近なあらゆることに感動する(新海監督も、昔、自然の景色に意味もなく涙を流した経験があり、それが今の映像美につながったとのこと)

そんな風に、

  • 理屈や計算を超えて、無邪気に心が動く
  • 「人のため」とか「社会のため」とかではなく、心の奥底が燃えて、突き動かされる
  • 怖いものなんて何も無くて、ただ感じるままに突き進む
  • 身の回りの全てがキラキラ輝いて見える

そんな時間や感覚を、多くの人が、思春期と呼ばれる時期に経験します。

 

大切な“何か”を失う成長

ですが、成長して大人になると……

  • 生活のため
  • 家族のため
  • お金のため
  • 会社のため
  • 地域のため
  • 社会のため
  • 子どものため
  • 老後のため

という風に、様々な理屈や計算が必要になり、心が縛られていきます。心の底から何かに夢中になることが難しくなってしまうのです。

それはたしかに、人間として、社会人として、“成長”した証ではあります。ですが、それと引き換えに、大切な“何か”を失ってしまうのです。

大人になると大切なものを失う

現代人が心に秘めた声

こんな風に見ていくと、先ほどの「ずっと何かを探している」が、大きなキーになることがわかります。

そう。実は、この「ずっと何かを探している」は、登場人物の声ではなく、観客の心の声なのです。

いえ。観客だけではなく、今の日本人全体が心に秘めている声なのではないでしょうか?

  • 「若い頃は、“何か”にすごく夢中になっていた……」
  • 「でも、社会に出て、家族ができて、それどころではなくなった……」
  • 「けど、それでもやっぱり、夢中になれる“何か”を取り戻したい……」

そんな想いを、多くの大人が抱えているように思います。

 

“何か”を求める大人たち

少し個人的な話になってしまいますが、僕は数年前からインターネットでの個人ビジネスに取り組んだり、誰かのビジネスのお手伝いをしたりしています。

もともと最初は、

  • 「お金が欲しいから」
  • 「将来の安心が欲しいから」

というのが理由だったのですが、取り組んでいるうちに、そうでないことがわかりました。

実は、お金や将来の安心よりも

  • 自分が夢中になれる“何か”
  • 心の底から楽しめる“何か”
  • そして、その“何か”を共有できる仲間

を求めていたことがわかったんです。

それは、僕だけではなく、周りの人たちも同じだとわかりました。

個人で起業したり何らかの活動をしたいという人が増えていますが、そういった方々とお話ししてみると、結局のところ、本当の目的はお金ではなかったりします。

それよりも、夢中になれる“何か”を探していたり、その“何か”を見つけて取り組みたい、という純粋な想いが根底にあるのです。

時には、ビジネスの相談に乗っていて「中二病かよ!」と突っ込みたくなることもあります。

それくらい、少年や少女のように、“何か”を探している人が増えているんです。

夢中になれる“何か”を探す大人が増えている

今の時代だからこそ

で。もう一度『君の名は。』に話を戻すと……

この映画は、そんな「“何か”を探している」大人たちの心の声を代弁し、それゆえに大きな共感を呼んだと考えられるのです。

もちろん、『君の名は。』の主人公は10代の男女ですから、10代から大きな支持を受けています。ですが、それだけでは、この大ヒットにはつながらなかったはずです。

20代以上の年代にまで人気が及んでいる背景には、

  • 若い頃に失った“何か”を取り戻せる
  • “何か”に夢中になったあの頃の感覚がよみがえる

という要因が潜んでいると思えてなりません。

特に今は、先行きが見えず、不安に包まれた時代です。高度経済成長やバブル時代のように、国全体が夢や目標を持って、そこに突き進んでいた時代とも違います。

経済成長を実感できず、頑張って働いても豊かさを感じられず、かと言って何を目指していいかわからず、多くの人が不安と迷いを抱えている時代です。

  • でも、そんな時代でも、何かに夢中になりたい!
  • いや、そんな時代だからこそ、理屈や計算を超えて、心の底から燃えることに打ち込みたい!

そんな想いを抱えた大人たちの胸に、『君の名は。』のストーリーやキャラクターの生き方が、突き刺さったのではないでしょうか。

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矛盾を超えたメッセージ

ですが、冒頭でちらりと触れましたが、『君の名は。』にはツッコミどころ満載です。

ネタバレになるので具体的には書きませんが、冷めた視点で観ると、色々な矛盾が目についてしまいます(^^::

それに、ストーリー展開や設定も目新しいものはなく、「こういうのって他にもあるよね?」というのが、僕の率直な感想でした。

現に、アニメ慣れしている人や専門家には、『君の名は。』は評判が良くないとか(^^;; 「過去にあった作品の綺麗なところを寄せ集めただけ」という声を聞いたりします。

*なので、映画を楽しまれたい方は、その世界にどっぷり浸かるのがオススメです。今まで「夢中」ということをお伝えしてきましたが、まずは、この映画に夢中になることから♪

できるだけ多くの人たちが、大切な“何か”に気づくように

できるだけ多くの人たちへ

ですが、今から振り返ると、「だからこそ、この作品は素晴らしいのだ!」と、僕は考えています。

なぜなら、先ほどの新海監督の言葉にあったように、『君の名は。』は“何か”を探している人たちに向けた映画だからです。

ストーリーや設定といった細かいことではなく、

  • 見る人が、大切な“何か”見つけること
  • そして、大切な“何か”を見つけた人が増えること

が、この映画の最大の目的なのではないでしょうか?

もちろん、あまりにも不自然なストーリーや設定はNGですが、

できるだけ多くの人たちの心に響いて、日本全体が大切な“何か”を取り戻すこと

この目的のために作られた映画だと、僕は感じたのです。

 

批判も全て覚悟済み?

というか、先ほど設定のことを とやかく書いてしまいましたが、後から内容を振り返ったり、ネットで調べてたりすると、『君の名は。』のストーリーには、膨大な設定が隠れていることがわかります。本来は、かなりマニアックに、緻密に作り込まれた物語なのです。

ですが、それらは一見すると表面には打ち出されていません。あくまで、一般受けする“キレイな表現”を前面に出して仕上げられています。(マニアックでオタクな要素が表面化すると、一般受けしなくなってしまうのでしょう……(^^;)

きっと、僕が感じた矛盾やネットの批判なんかは、もともと全て承知のうえで、「そういった批判が受けてもいい」という覚悟のもと、作られたのではないでしょうか。

それはただ、大切な“何か”を見つける人が、一人でも多くなるために

 

探している“何か”を見つけるには

では、大切な“何か”を見つけるためには、どうすればいいのでしょうか?

それも実は、映画の細部に渡って表現されています。ネタバレにならないレベルで言えば、風景描写です。

このもう一つの予告動画を見てもわかりますが、『君の名は。』で描かれる風景は本当にキレイです。

特に僕の印象に残ったのは、東京の美しさでした。

 

“現代の閉塞感”まで美しく描写

東京というのは、ある意味、現代のしがらみや閉塞感の象徴であったりします。

*コチラ↓のような『まだ東京で消耗してるの?』という書籍が出てるくらいですから……(^^;

ですが、そんなネガティブイメージの東京が、『君の名は。』ではとても美しく描かれているのです。

これは、主人公の男女が入れ替わったとき、初めて体験する他人の生活を新鮮に美しく感じたことを表現しているのでしょう。

ですが、そこから更に踏み込んで観客目線で考えると、そこには、

「普段の生活の中でも、視点を変えれば、感動を呼び起こすことができる」

というメッセージが込められているのではないでしょうか?

 

普段の生活に新たな視点を

そうやって普段の街並みや生活を見るときに視点を変えることで、

  • 何かに夢中になっていた10代の感覚を取り戻せる
  • 何気ないことの中に、感動が隠れている

ということを、伝えてくれているのではないか、と。

それは まさに、あらゆるものがキラキラと輝いて見えた、思春期のあの頃のような感覚です。

『君の名は。』の美しい風景描写は、その手がかりを教えてくれているのです。

*風景だけでなくストーリーにも踏み込むと、「日常への新たな視点」は、映画の中から沢山得ることが出来ます。ネタバレになるのでここでは書きませんが、気になる方は、実際に『君の名は。』をご覧になって下さいね♪

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

映画『君の名は。』の人気の秘密をお伝えしてきましたが、もう一度まとめると……

  • 『君の名は。』は、「ずっと何かを探している」人たちが、“何か”を見つけるための映画
  • 思春期の頃に“何か”に夢中になっていた、あの純粋な感覚を思い出させてくれる
  • 不安や迷いの多い時代だからこそ、多くの人が「夢中になれる“何か”」を求めている。『君の名は。』は、そのニーズに応える作品だったため、今回の大ヒットにつながった
  • ストーリーや設定などの些細な部分は置いておいて、「探している“何か”を見つけるため」に観ると一番楽しめる。
  • 風景の捉え方などを日常に持ち込むことで、新鮮さや感動を呼び起こす手がかりとなる

という感じになります。

これは、いま僕の頭にふと浮かんだことですが、「夢の中で誰かと入れ替わる」というのは、実際に起こっていることかもしれません。夢だから目覚めると忘れてしまいますが、もしかしたら、今日 通勤や通学のすれ違った人は、以前に夢の中で入れ替わった人かもしれないのです。

そんな風に『君の名は。』のストーリーや設定を自分の生活に置き換えると、日常で触れ合う全ての人やモノが愛おしく、心豊かに過ごせるように思います。

“何か”を探している人は、ぜひ一度 観てみてくださいね(^-^)

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