奈良に鹿がいるのはなぜ?意外な理由をチェック!

奈良へ観光に行ってきました。東大寺や春日大社、奈良公園などを巡りましたが、中でも一番驚いたのが鹿の多さ!

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いえ。奈良が鹿で有名なことは知ってしましたが、予想外に多い。しかも、人間のことを恐れず、平然とした様子で悠々と歩いでいる。その様子にビックリだったのです。

ですが、ここで疑問が浮かびます。

  • なんでこんなに鹿が多いの?
  • てゆーか、そもそもなんで鹿なの?

そうなんです。鹿でなくても、犬とかネコでもいいはずなのに、なんでこんなに鹿が風景に溶け込んでいるのか?

そんな「なぜ?」に答えるポイントをまとめてみました!!

 

奈良にはなぜ鹿が多いのか?

まず、なぜ奈良公園周辺には鹿が多いのか? 結論から言ってしまうと、春日大社さんの神様のお使いだからです。

奈良公園のそばには春日大社という大きな神社があります。世界遺産にも指定されている神社ですが、そこにおまつりされている神様が鹿に乗っていたという伝説があるのです。

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(春日大社さんの入口です。鳥居が大きいです☆)

つまり、鹿は神様のお使いなのです。そんなわけで、奈良では鹿を大切にするようになったんですね。

 

春日大社の神様

ちなみに、鹿に乗ってこられた神様というのは武甕槌命(タケミカヅチミコト)と言います。春日大社には、4柱の神様がおまつりされていますが、その主祭神(メインの神様)が、このタケミカヅチノミコトです。

雷や剣の神様で、相撲の元祖になった神様とも言われます。一説には、日本に地震を起こす大ナマズをコントロールしているとか。イメージで言うと、かなり体育会系のマッチョな神様ですね。

実は、タケミカヅチノミコトは、茨城県にある鹿島神宮におまつりされていたのですが、奈良時代の貴族 藤原氏が、今の春日大社にうつしておまつりするようになりました。そのときに、タケミカヅチノミコトは白い鹿に乗って、奈良市内の春日山へやってきたという伝説があるのです(春日山は春日大社の奥に位置しています)


(「春日山」は「三笠山」とも呼ばれます)

そんなわけで、鹿はタケミカヅチミコトの使い。神様の動物として見られるようになったのです。

 

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奈良の鹿の歴史

そんな伝説があって、奈良では鹿はすごく大切にされてきました。江戸時代には鹿を殺してしまうと死刑になったと言われるほどです。

ですが、明治維新以後は宗教観の変化もあり、鹿の保護意識は薄れていきます。それまで過度に大切にしてきた反動もあったのでしょう。太平洋戦争の戦中・戦後には、食糧確保のために鹿が狩られた経緯もあります。それにより、一時は2ケタにまで生息数が減ることにもなりました。

ですが、その後、昭和30年代に天然記念物に指定され、再び保護されるようになりました。今では1000頭を超える数の鹿が、奈良公園周辺に生息していると言われています。(「天然記念物」に関する詳細はコチラの記事へどうぞ☆)

そういった歴史から、奈良の鹿は“平和の象徴”とも言えるでしょう。

 

 

奈良の鹿は“野生”

ただし、ここでのポイントは、奈良公園周辺の鹿は“野生”だと言うことです。一般家庭のイヌやネコのように誰かに飼われているわけではないですし、動物園のように何かの組織が所有しているわけでもありません。

先ほど「天然記念物に指定」と書きましたが、あくまで“天然”なわけです。“野生”なんです。

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「ぼくたち“野生”です♪」

ですので、鹿からあなたが被害を受けたとしても(襲われたりとか、フンをかけられたとか)、基本的には誰かに責任をとってもらうことはできないので、その点は注意しましょう!

 

“天然記念物”の誤解

それと、よく言われるのが、「奈良公園の鹿は天然記念物だから、車でひいたら罰金や逮捕されてしまう」というウワサ。

実はこれは大きな誤解です! 天然記念物なので、故意に傷つけてしまうのはNGですが、わざとではない事故であれば法的な罰則はないんですね。

もしクルマで鹿をひいてしまった場合は、鹿の愛護団体などに連絡して、その命を守るようにしましょう!!

 

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奈良の鹿は危険?!

ただし、鹿に触れるときのそもそもの注意点があります。春日大社さんの境内には、こんな看板があります。

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先ほど書いたとおり、奈良公園の鹿は“野生”ですので、

・あなたの身体やモノを噛んでしまう

・足でたたいてくる(蹴ってくる)

・ツノで突いてくる

・カラダごと突進してくる

 

という危険性があるのです。

ですので、鹿に接するときには、ある程度の距離を取ったり、様子をよく見るようにしましょう!!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「奈良に鹿が多いのは、春日大社の神様のお使いとして長年 大切にされて来たから」

このことをお伝えできればうれしいです(^^)

本来、鹿というのはとても警戒心が強く、人間には近づかない性質です。ですが、奈良公園の鹿は長年大切にされ、人間のそばで暮らしてきたため、警戒心がほとんどありません

「突進」や「噛み付き」など注意すべきことはありますが、奈良公園周辺は野生の鹿に触れられる貴重な空間だと言えるでしょう。

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奈良を訪れたときは、お寺や神社の観光だけでなく、鹿と触れ合うことも貴重な思い出になること間違いなしです(^^) ぜひぜひ鹿との時間をエンジョイしてくださいね!!

 

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